SDGs(防災)×探究
静岡県立静岡東高等学校
対象災害:災害全般
SDGs(防災)×探究
静岡県立静岡東高等学校
対象災害:災害全般
グループ①
誰もが災害に備えを ワクワクする防災準備
人々に非常食を備蓄してもらうためには、単に備蓄の必要性を呼びかけるよりも、まず非常食に興味を持ってもらう必要があると考えた。そこで非常食のアレンジレシピを開発し友人らに食べてもらった。友人からはアレンジレシピへの改善点が指摘されたが、アレンジレシピを食べて改善点を感じるというプロセスが非常食に興味を持つきっかけとして機能し、目的を達成することができた。
グループ②
雨水で災害時の水不足を解消できるのか?
災害時に必要な分の水を備蓄できている人の割合は低く、災害時の水不足が懸念される。そのため雨水をろ過して生活用水に活用するアプローチを検討したが、うまくろ過することができなかった。その後探究アドバイザーからの助言で自校の防災施設を調査したところ、井戸水を汲み上げるポンプが設置されており、井戸水を生活用水に利用できることが明らかになった。これらの取り組みから、水不足への対策方法が想像していたよりも身近なところに存在していたと知ることができた。
グループ①
誰もが災害に備えを ワクワクする防災準備
非常食は災害時に重要な役割を担うが、非常食を備蓄している人の割合はおよそ6割である。これに着目し、非常食を備蓄してもらうための取り組みを行った。
取り組みにあたっては、まず非常食に興味を持ってもらうことを重視した。単に「非常食を備蓄しましょう」と呼びかけてもなかなか人々の目を引くことはできないため、非常食をアレンジしてアピールするという手法をとった。①非常食のクッキーとヨーグルトを組み合わせたミルフィーユ風のスイーツ、②乾パンと調味料(味噌×海苔、はちみつ×白胡麻の2パターン)を混ぜて揉み込んだもの、③砕いたカロリーメイトと牛乳を混ぜ冷やし固めたスイーツなどを製作した。なおこれらは、期限が近い非常食を美味しく食べる手段としても活用できる。
アレンジした非常食を友人たちに食べてもらったところ、「あまりおいしくない」「こうしてみてはどうか」といった声が挙がったが、重要なのはアレンジへの評価ではなく非常食に興味関心を寄せてもらうことだったため、その観点からみると目的を達成することができた。
この活動は、これから長い間防災に向き合うことになる若い世代に伝えていくために、SNS、特に若い世代のユーザーが多いInstagramでの発信を検討している。
グループ②
雨水で災害時の水不足を解消できるのか?
水の備蓄の目安は1人あたり9Lとされているが、実際にその量の水を備蓄できている人の割合は24.6%に留まっており、現状のままでは災害時に水不足が発生する恐れがある。実際に能登半島地震の際には断水により水不足が発生している。この懸念をふまえ、雨水を活用するアプローチを検討した。
ろ過した雨水を煮沸するという手法をとることとし、実験を行った。各自雨水を持ち寄り、ペットボトルの底を切り、蓋に小さな穴を開け、小石、砂、砂利、活性炭、布、ティッシュを入れ、その上から雨水を入れた。本来は水が綺麗になるはずだったが、内容物の順番が適切でなかったり、小石や砂利の洗浄が不足したりしていたことから、うまくろ過できなかった。
その後探究アドバイザーから、雨水は降水から30分で塵を含まない真水になるため、雨水はろ過を行わなくても使用できるのではないかというアドバイスを得た。さらに学校施設における雨水タンクの導入例なども紹介されたため、静岡東高等学校における類似設備の有無を調査した。結果、井戸水を汲み上げる手押しポンプが設置されていることが判明し、それが水洗トイレなどにも活用できると明らかになった。
これらの取り組みから、災害時の水不足への対策方法が想像していたよりも身近なところに存在していたと知ることができた。まずは自分の足元、身の回りから、災害対策に取り組んでいきたいと考えるようになった。
静岡BOSAI Edu EXPO 2026の開催にあたり、ご参加いただいた皆さま、発表者の皆さま、出展企業・団体の皆さま、審査員の先生方、そして運営にご協力いただいた協議会メンバー・学生スタッフの皆さまに、心より御礼申し上げます。
今後も静岡防災教育推進協議会では、地域の防災教育を推進し、次世代の防災人材の育成と、産官学民連携の輪を広げる活動を続けてまいります。
引き続きご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
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