プレスリリース
2025年11月21日
一般社団法人BOSAI Edulab(読み:ボウサイエデュラボ、理事長:上田啓瑚)、静岡大学大学院教育学研究科附属現代教育研究センター(センター長:藤井基貴)、静岡県危機管理部、県内の企業・団体は、産官学民の連携による「静岡防災教育推進協議会」を設立しました。
本協議会は、南海トラフ地震などの大規模災害に備え、静岡県内における防災教育の推進と、産官学民による横断的なネットワークの構築を目的としています。また、2025年10月には、内閣府の公募事業である「地域防災力の向上に資する『コミュニティ防災教育推進事業』」のモデル地区に採択され、今後は、産学官民が連携し、防災・減災に関する知見の共有、県内の学校での防災教育の普及、地域に根ざした啓発イベントの開催など、多角的な取り組みを展開していく予定です。
1. 設立の背景
2025年7月、損害保険ジャパン株式会社、静岡県、静岡大学藤井基貴研究室の三者により、「越境学習ワークショップ」が静岡県庁にて企画・開催されました。本ワークショップには、県内外から多様な企業・団体が参加し、藤井研究室と損保ジャパンが共同開発した「BCP(事業継続計画)教育プログラム」をもとに、地域防災に関する意見交換が行われました。
この取り組みを契機に、ワークショップ参加団体を中心として「静岡防災教育推進協議会」が発足しました。本協議会は、産学官民の連携を通じて、専門的な知見の集約と共有を進め、組織の枠を超えたネットワークを構築することにより、静岡県全体における防災教育のさらなる振興を目指すものです。今後も連携機関を広げながら、学校教育を基盤とした子ども・若者世代への防災教育の普及と地域に根ざした防災活動の活性化に取り組みます。
関連記事:静岡新聞(2025年7月30日)
産官学垣根越え防災研修 静岡県庁で損保ジャパン、静岡大、県が初開催
https://news.at-s.com/article/1773141
越境学習ワークショップ(2025年7月11日)
2. 静岡防災教育推進協議会の活動概要
本協議会では、産学官民の連携による防災教育の推進に向けて、以下の活動を展開します。
・知見の普及・共有:各参加団体が持つ防災知見や技術、ノウハウ、災害事例を共有し、静岡県内における防災の取り組みを推進します。
・学校教育への導入・活用:県内の学校などで産官学民連携した実践的な防災教育を展開し、知見の共有と活用を図ります。
・普及啓発イベントの企画・開催:参加団体及び地域住民を対象に、体験型イベントや講演会を企画・開催し、防災教育の裾野を広げます。
上記活動の一環として、内閣府防災の公募による「地域防災力の向上に資する『コミュニティ防災教育推進事業』」に採択され、2025年10月より事業が開始しています。2026年1月には活動報告会「静岡BOSAI Edu Expo 2026」を開催する予定です。
内閣府防災「地域防災力の向上に資する『コミュニティ防災教育推進事業』」https://www.bousai.go.jp/kyoiku/community-bosuai.html
3 構成団体
事務局: 一般社団法人BOSAI Edulab
静岡大学(現代教育研究センター)
幹事企業: 損害保険ジャパン株式会社
会員企業: 遠州鉄道株式会社
会員組織 株式会社建設システム
(50音順) 株式会社静岡銀行
静岡県(危機管理部)
静岡鉄道株式会社
静岡放送株式会社
株式会社静岡新聞社
全国共済農業協同組合連合会静岡県本部
TOKAIグループ ほか
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